理学療法室
Physical Therapy
業務内容
理学療法室は、精神疾患を基礎とした入院患者様の身体的な疾患別リハビリテーションを提供しています。
主に骨折、廃用性の拘縮、筋力低下などから脳血管疾患による運動麻痺まで幅広く対応しています。
特徴
各リハビリの中で患者様のストレス軽減など精神面のサポートも併せて行っています。
また患者様の退院先、ご家族のご要望に合った車いすや杖などの福祉機器のご相談、購入後の練習も対応しております。
理学療法室は、精神科病院には珍しい身体リハビリテーションを目的とした部署です。
PT、OTが同じ部署におり隣接した場所にSTもいるため、いろいろな視点から相談し合い患者様をチームとして治療していけることがメリットであると考えています。
電子カルテ、連絡ツールを用いた多職種連携も良好で、医師、看護師、精神保健福祉士、栄養課などとも密に連携して退院に向けリハビリテーションを提供しております。
働きがい
やはり患者様が退院するときが一番うれしいタイミングではありますが、日々長い入院の患者様の【やりたい】【できた】を叶えられた時が一番「やっていてよかった!」と思える瞬間だと思います。
求職者に期待すること
経験がある方でも、無い方でも新しい視点で当院のリハビリテーションを見ていただきます。
未経験の方でも職場で丁寧に教えるので、安心して働くことができているというスタッフがたくさんいます。
すでに経験のある方に対しては、理学療法士として共に成長できることを期待しております。
職員の年齢/男女構成
1日の職務スケジュール
8:30 | 出勤 カルテチェック・書類作成 |
9:00 | 朝礼 リハビリ実施 |
11:45 | カルテ記入 |
12:00 | 昼休み(45分) |
13:00 | リハビリ実施 |
17:15 | 片付け・帰宅 |
*基本的に土日祝日はお休みですが平日にお休みを取り土曜日に出勤することもあります。
よくある質問
Q1. 精神疾患の患者様の対応は怖そうですが、いかがですか
急性期の患者様もいらっしゃいますが、事前に情報収集を行い精神状態が落ち着いてからの介入となります。また対応や介助等で不安がある場合はベテランの先輩スタッフが同行するなどの対応も行っています。
Q2. 精神疾患のなかで、どのような疾患の患者様に対応しますか
統合失調症、うつ病、認知症、発達障害などの患者様が多く、精神疾患をお持ちの患者様に対して骨折や変形などの運動器、寝たきりからくる廃用症候群、脳血管疾患後のリハビリなどを提供しております。
Q3. 一般病院と精神病院での対応で異なる点は何でしょうか
先ずは、基本的に精神疾患をお持ちですので身体だけの評価では患者様の本当の状況を知ることはできません。一般病院よりも患者様とのコミュニケーションが重要になってきます。また回復も目に見えるものは少ないためじっくりと時間をかけ関りを持つことが必要です。
Q4. 精神疾患を抱えている患者様に対して、どのようなことに気をつけていますか
患者様が発言された言葉の真意を知ること、聞き流さないように気を付けております。
「やりたくない」の言葉の中に、痛みなのか・不安なのか・恐怖なのか・気分なのか…などなど本当はどうして、その発言をされたのかをしっかりと考えリハビリの声掛けなどを行っております。
Q5. 他部署の連携はありますか。あればどんな職種と関わりますか?
医師、看護師、言語聴覚士、精神保健福祉士、管理栄養士、作業療法士のほか、薬剤師等と密接に連携を取り合っています。
Q6. 見学会はできますか
随時受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。
Q7. どのような委員会活動に参加していますか
レク委員会・感染委員会・褥瘡委員会・医療安全委員会・NST栄養委員会などに参加しています。
Q8. 勉強会はありますか
ST・PT室の合同での勉強会も不定期で行っています。
また学会や研修会への参加などの自己研鑽も推奨しています(補助金あり、要相談)。
院内向けの勉強会を開催することもあり、インプット・アウトプットの機会でスキルアップが可能です。
Q9. 休暇・有休の取得状況を教えてください
土日祝休み、夏季・冬季休暇あり。土曜日・祝日の出勤や平日休みも相談にて可能です。
業務はほとんど定時内で収まり基本的に残業はありません。有給取得率も、ほぼ100%のためプライベートも充実させることができます。
子の看護休暇取得も取得者が2名在籍しており安心してお休みいただけます。
また、男性の育休も実績あり。
Q10. 業務はどの程度たいへんですか
1日18単位を目標に患者様とのスケジュールを組んでおり
記録や、業務相談の時間も取りやすく全体的に時間には余裕のある職場環境です。